昨年末に近鉄ネタを書いたのですが覚えていますか？　忘年会の席で岬コーチの大先輩、Ｓコーチから｢オレも近鉄ファンやった｣と告白されました。２次会のカラオケでは、近鉄バファローズ球団歌を二人で熱唱！楽しい一時を過ごしました。今度、機会があれば｢10・19｣の試合や、2001年の北川の代打逆転満塁サヨナラ優勝決定ホームランを見ながら、ユックリ猛牛トークをしたいものです。

　今回のコラムは、ちょっとラグビーから離れてしまいますがプロ野球沖縄キャンプレポートをお送りします。猛牛党からしてみれば因縁の選手、メジャー帰りの福留孝介選手が、今季から所属する阪神タイガース宜野座キャンプに潜入してきました。職場のボスと伊丹空港で待ち合わせ出発、お昼前には40歳にして初めて沖縄に上陸しました。レンタカーを借り、いざ宜野座村野球場へ。

　球団広報に通され選手食堂で昼食をいただきます。食堂に足を踏み入れるや否や｢こんにちは｣と桧山選手。こっちは声を上ずりながら返事します。うどんを注文し、待っている間に新井(お兄ちゃん)選手がやってきました。デ、デカイ･･･。腹ごしらえも済み、球場のバックネット裏にある関係者席へ移動、阪神球団社長や中村ＧＭと名刺交換。普段入れない所からキャンプを視察しました。｢今年の隼太はエエやろ｣と社長。伊藤隼太選手は社長の期待に応える事ができるでしょうか？

　スタンドへ移動しトラ番に挨拶を済ませました。スタンドではファン、マスコミ、球団ＯＢ、ライバルチームの００７がウロウロしています。そうすると、ボスが佐々木恭介氏を発見し直撃。佐々木氏といえば、福留選手の打撃の師匠であり、近鉄監督時代はＰＬ学園・福留選手をドラフト１位で指名、｢ヨッシャー！｣の掛け声が話題となったものの、福留選手は近鉄入団を拒否しました。愛弟子が気になるのか、福留選手に熱視線を送っていました。

　メジャー帰りの2人をチェックした後、虎のビッグルーキー藤浪投手を探します。ブルペン、サブグラウンド、宜野座ドーム内を捜査するも姿が見当たりません。「トレーナーと、もう帰りましたよ」と若手トラ番。残念…ナマ藤浪は翌日にお預けとなりました。

　キャンプ視察２日目は、藤浪目がけて突進しました。サブグラウンドでのノックからブルペンピッチを堪能しました。せっかく沖縄に来たので他球団のキャンプ視察にも出撃しました。あいにく、この日は中日・ヤクルトが休日。迷ったあげく名護の日本ハムを諦め、宜野湾のＤｅＮＡキャンプを視察。ここのキャンプは、取材登録をすればグラウンドへ入れます。さっそく手続き、グラウンド内で若き主砲・筒香選手の打撃をチェックしました。個人的に応援しているので、今年はタイトル争いに名を連ねて欲しいものです。

　宜野湾海浜公園から那覇空港に移動中、会社の同僚からメールが…「津波注意報が出てるけど大丈夫か？｣。え〜〜〜ッ現地ではそんな情報が全くありませんでした。数分後、今まで聞いた事のない音が携帯から流れてきました。｢何何何この音何｣とパニックに…緊急速報がメールが届きました。ちょっと津波が気になりますが、久米島に移動です。

　津波の影響が全くなく久米島に到着、楽天の選手宿舎に移動しチェックイン。この夜、最高の思い出ができました。ボスは星野監督と会食へ、ボクは久米島で肉を食らいました。ホテルに戻り、しばらくすると｢１階に降りてこい｣とボスから電話がありました。どこか飲みに連れて行ってくれるのかなぁ〜と期待しながら降りるとボスの横には星野監督が…。星野監督と２時間ほど貴重な時間を過させていただきました。色々、舞台裏の話を聞いたので機会があれば話させていただきます。さすがにコラムのネタにはできないんで…。

　2004年の巨人宮崎・近鉄日向以来のキャンプ視察でしたが、ニュースは現場でおきていました。とても充実した２泊３日の沖縄出張。ラグビーは今シーズンのファイナルを迎えますが、プロ野球はいよいよ実戦に入ります。来月からはＷＢＣもスタート！球春到来、仕事が忙しくなります。今年のタイガースは本当に楽しみです。

　先週、９日の土曜日にＮＺ遠征を一緒に行う吹田ラグビースクールの練習にお邪魔しました。花園の頂点に立った常翔学園の重選手が後輩の指導に来ていたので記念撮影を行いました。