第18回 世界基準のbWが大阪に!! by泉佐野のアニキ

日本代表キャップ TOP10

氏名 キャップ 所属
元木由記雄 79 神戸製鋼
伊藤 剛臣※ 62 神戸製鋼
大畑 大介 58 神戸製鋼
小野澤宏時※ 54 サントリー
箕内 拓郎※ 48 NEC
増保 輝則 47 神戸製鋼
薫田 真広 44 東芝府中
桜庭 吉彦 43 新日鐵釜石
松田 努※ 43 東芝府中
10 田沼 広之 42 リコー

※は現役選手(2010年3月26日現在)

■PROFILE■

箕内拓郎(みうち・たくろう)

 1975(昭和50)年12月11日、福岡県北九州市生まれの34歳。小学校1年生時にラグビースクールで競技開始→八幡高校→関東学院大からオックスフォード大に留学。帰国後、99年NECに入社。2000年には4月から3カ月間、イタリア2部リーグでプレー。02年ロシア戦で日本代表初キャップと同時にキャプテンに就任。ワールドカップは03、07年の2大会にキャプテンとして連続出場。日本代表キャップ48。ポジションはbW、FL。サイズは1b87、106`。

 3月26日更新の第17回コラムで、我らが元木由記雄をテーマにしたのですが、ラグマガ5月号を見てビックリ!完全にネタかぶりやん!!!まぁ冷静に考えれば月刊誌だから当たり前なんやけど…そのラグマガでは、元木インタビューに元木記録など読み応えタップリでしたね。

 ラグマガと勝負する気はサラサラ無いのですが、新聞人としては、先に書いてやろうと思ったので今回は、元日本代表キャプテン・箕内拓郎選手をテーマすることにしました。

 3月26日に箕内選手がNECを退社。移籍先に、NTTドコモ関西レッドハリケーンズと交渉中だったのですが、昨日4月1日にNTTドコモ関西レッドハリケーンズが箕内選手の入団を発表した。同時にルーキー達も発表され、その中には、関西大学ラグビー界で大暴れした、イオンギ・シオエリ(bW=摂南大)選手らも新戦力として名を連ねた。トップリーグ昇格目指すレッドハリケーンズは、積極的な戦力強化を行い新シーズンに挑む。

 箕内拓郎と言えば、日本を代表するナンバーエイト。関東学院大4年生時には主将を務め、大学選手権初優勝。98年、オックスフォード大に留学、12月には、伝統あるケンブリッジ大との定期戦「バーシティマッチ」に出場し、日本人では林敏之氏に次ぐブルーの称号を手にした。2006年には、南アフリカ代表海外遠征100周年記念試合の世界選抜にも選ばれ、日本人としては規格外のラガー。関東学院大時代にブレークした時から、僕は彼の虜になった。

 人の縁とは不思議なもので、2003年目ん玉スポーツ編集局整理部にバイト契約のO澤クンがやって来た。この年、星野仙一監督率いる阪神タイガースがブッチギリでペナントレースを制覇。18年ぶりの優勝に大阪が沸いた。ラグビー界でも、ジャパンのジャージが、カンタベリー社のジャージにモデルチェンジされ、秋には第5回ラグビーワールドカップ豪州大会が開幕した。予選リーグで、向井ジャパンがフランス相手に前半互角の勝負。「これ1面級ですよ」って言っても聞いてもらえずタイガース一色の一年。ある時、O澤が僕に「●●さんって、ラグビーやっていたんですよね?」と話しかけてきた。

  「おぉそうや、2年前はまだ現役や。それがどないしたんや。タックルして欲しいんか?お前はMか?」っとバカな会話。そしたら「箕内ってご存知ですか」ときた。「箕内って箕内拓郎か?知ってるもなにも、オレが一番好きな選手やんけ。それが、どないしたんや?」と聞いてみると、驚愕の答えが…

 

「僕の彼女、箕内選手のフィアンセと友達なんですわ」

 

 「ええええええ〜〜〜〜〜〜〜〜っ、ホンマかいな?O澤ちゃんサイン貰ってくれや。頼むわ何でもするよって」と態度一変の僕。そしたら、「わかりました。彼女に言って頼んでおきます」とあっさり。

その数ヵ月後の結果はこれだ!  ↓ワン・ツー・スリー↓

我が家の宝物です。左上の写真は箕内選手のサイン入りNECグリーンロケッツ応援フラッグ。その右横は、な、なんと03年スーパーパワーズカップで箕内選手が着て戦った日本代表ジャージ。左下の写真は、さすがに、代表ジャージまで戴いたので、お礼の手紙を送ったら。丁寧に返事までくれ、おまけに「結婚しました」葉書きまで同封されていました。実は、結婚披露パーティーに声を掛けて頂いてました。仕事で出席できなかったのですが…(ちょっとした自慢)右下は、07年トップリーグ開幕戦後のファン交流イベントでのヒトコマ

 話は元に戻りますが、レッドハリケーンズは大阪・南港に本拠地を置き、トップウエストリーグに所属。元日本代表・SO伊藤宏明、WTB/FB冨岡耕児、サモア代表・bWセモ・シティティを中心に近年着々と力をつけているチームだ。昨季の練習試合では、近鉄ライナーズを倒した事もある実力の持ち主。現在のヘッドコーチは、平尾ジャパンの主将・アンドリュー・マコーミックが務める。2年前、萩さん(萩本光威氏)がヘッドコーチを務めている時に、レン(30期生)、カイラ、タクル(ともに31期生)を連れてラグビー教室に参加した(下の写真参照)。チームの雰囲気も良くて、イイ感じのチームだなぁ〜と僕は感じた。今季は惜しくも昇格はならなかったが、箕内選手が加わり来季はホンダヒートとのマッチレースを制しトップリーグ昇格を果たせると思う。大阪のラグビーチーム、NTTドコモ関西レッドハリケーンズ注目してくださいね!