第6回 ラグビー人気復活の起爆剤になれ!! by 泉佐野のアニキ

↑僕が高校時代に花園を目指して闘った大阪府予選の冊子
↓めくってみると、当時の参加校ジャージ一覧が・・・
↑対戦経験あったり、自分の母校だったり、懐かしいでしょ?
 「先生。花って字、10書いたら花束みたいだぜ。100書いたら?」「花園だな。花園になるまで書いて見ろよ」

 このやりとり、覚えていますか?

 そうドラマ「スクール☆ウォーズ」での不良・内田兄と滝沢先生との会話です。水原にビビリながらも更生し始めた内田兄が放課後の教室で漢字の練習をしているシーン。第2回のコラムで「スクール☆ウォーズ最終世代」(勝手な判断基準ですが・・・)と書いたけど、小学6年生の時に見たこのドラマは僕の脳を直撃し、ラグビーをインプットした。僕が高校時代のラグマガ付録「花園ガイド」でもラグビーを始めたきっかけに「スクール☆ウォーズ」を見てと書いている選手がたくさんいた。小さい頃の感動、興奮って歳を重ねてもスゴイ影響力があると思う。

↑「アップセット15」がスタートした月刊少年サンデー超(スーパー)12月号
↑「アップセット15」第2話、この先どういう展開になっていくのか月刊少年サンデー超(スーパー)1月号
 ラグビー人気が下降し始めもう何年経つだろうか。そんな中、2009年はラグビー界において歴史的な一年だった。2019年ワールドカップ日本招致成功に2016年夏季オリンピック競技に7人制ラグビーが追加種目に選ばれた、このタイミングで何か小学生ラガーに印象深く残るものを・・・

 改めていう事でもないけど、ラグビーは少子化の影響もあってか競技人口が減少、高校レベルになれば単独チームが作れず合同チームで大阪大会に参加、おまけに公立校では歯が立たず、私立の強豪校が花園に出場するという寂しい状況が、もう10年ぐらい続いている。

 約20年前、岸和田以南の泉州地域にも、ラグビー部がある高校がいくつもあった。岸和田、和泉、久米田、貝塚、浪商、日根野、佐野工、泉鳥取、岬。ちなみに僕の母校も、僕が高校3年生の時には部員が30人を超え、OBの助けを借りる事無く部内マッチができた。しかし卒業して6年後、部員がゼロになった・・・グラウンドからは、ゴールポストも無くなった。その後13年経過したけどラグビー部が再始動したという話は聞かない。

 今所属している岬ラグビーの子供達が、中学生になり高校生になる頃、少しでも南大阪エリアの高校でラグビー部が復活している事を切実に願う。

 ラグビー氷河期の、このご時世に球$「主が現れた。僕の中で、待ってましたとばかりに登場したのが「アップセット15(フィフティーン)」。日本ラグビーフットボール協会のホームページでも紹介されている、月刊少年サンデー超(スーパー)DECEMBER号から連載が始まった漫画にラグビー人気再燃を期待してしまう。今まで、僕が知っている中では「マドンナ」「ノーサイド」「ゲイン」、最近ではWEB漫画「15(フィフティーン) 明刹工業高校ラグビー部」ぐらい。「マドンナ」は一番連載が長くよく読んだなぁ。真子先生と牛鍋工フィフティーン懐かし〜〜。

 話は戻りますが、ホンマ「アップセット15(フィフティーン)」には頑張って長期連載してもらいたい。たくさんの子供達にも、読んでもらいたい。現在ラグビーを経験していない子も将来、ラガーになる可能性も少なくない。漫画という身近な所から、底辺を拡大していかねばラグビーに未来は無いと僕は考える。

 このコラムがアップされる時には、すでに第2話掲載の月刊少年サンデー超(スーパー)が発売されています。全国高校ラグビーを観戦に行かれた方は、花園ラグビー場内(第1グラウンド)にも大々的に展示、宣伝をしていたので、読まれた人もいるかなぁ〜。

 長期連載を望んでいるのと裏腹に、ちょっとストーリーの展開が早いような気がしますが…僕だけでしょうか???(読んだことある人へ)

 いずれにせよ、興味を持たれ第1話を読みたいという方は、僕のところまで・・・←ネットでも読めるらしいけど